安城市で台風後の棟板金の落下やズレの破損、劣化の兆候と原因を解説
安城市にお住まいの方、台風のあとに
棟板金が落下したり、ズレたりしたのを見たことはありませんか?
棟板金とは屋根の頭頂部の棟に設置された、板状の金属のこと。
棟板金は屋根の頂部に取り付けられており、風の影響を最も受けやすい部位です。
台風などの強風などに煽られ、ズレたり浮いたり、最悪の場合、飛散して階下へ落下していることもあります。
雨漏りを防ぐ役割をもっており、当然ですが放置することは危険です。
なぜ、棟板金が飛散してしまったのか?
その劣化の兆候はなかったのか? 本ブログでは解説していきます。
棟板金が飛散する前にはいくつかの兆候が現れます。
まず、棟板金が浮いたり剥がれたりしている場合、それは貫板の劣化が進んでいる可能性があります。
棟板金の下には、それを固定するために貫板という木材が設置されています。
棟板金が浮いている場合、固定力が落ちている可能性が高く、理由としては固定しているための釘のゆるみがあげられます。
さらに、棟板金が接合されている部分にシーリングが施されているはずですが、強風によってシーリングが飛散してしまっている場合も注意が必要です。
これらの兆候が現れた場合は、棟板金の飛散を防ぐために早めの補修が必要です。
棟板金が浮いてしまう理由は、以下の2つの原因が考えられます。
・金属の伸縮によって釘が浮く屋根は太陽の熱や気温の変化に晒されています。金属は熱を受けると伸びる性質があります。したがって、夏場などには太陽の熱を受けた棟板金が膨張し、貫板に打ち付けられた釘も膨張して浮いてしまいます。逆に夜間や冬場には板金が収縮し、釘が元の位置に戻らずに浮いてしまうことがあります。
・釘の腐食(錆)に起因する浮き棟板金には鉄釘が使用されることがあります。鉄は水分によって錆びやすく、錆びた釘は膨張して釘穴を広げ、固定力が弱まります。その結果、釘が浮いてしまうことがあります。
・貫板の腐食釘を固定するための貫板自体が雨水などの浸入から腐食してしまい、固定できなくなってしまうことがあります
棟板金を固定する釘の浮きを防ぐためには、以下の対策を取る必要があります。
・SUSビス(ステンレス製のネジ)を使用するサビに強く、緩みにくいため、棟板金を固定する釘にはSUSビスを使用することをお勧めします。
・定期的な点検とメンテナンス棟板金の点検やメンテナンスを定期的に行うことが重要です。劣化や腐食が進んでいる釘を早期に発見し、修理や交換を行うことで浮きを防ぐことができます。
・貫板の劣化を防ぐ貫板は木材のため、経年により劣化することがあります。貫板が腐食してしまうと釘が抜けやすくなり、浮きが発生します。
貫板には木材ではなく樹脂製のものなども存在します。多少お値段は掛かりますが、腐食による抜けを防ぐことができます。
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