棟板金の破損や不具合の原因について知ろう!
屋根の頂点にある棟、そこに被せるようにつけられた板状の金属部を棟板金と言います。
棟板金は、風や雨の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが必要です。この記事では、棟板金の破損の原因などについて詳しく解説します。屋根の安全性を守るために、ぜひチェックしてみてください。
棟板金とは、屋根の頂点に取り付けられている板金のことを指します。
板金は金属を薄く板状に加工したもので、屋根の形状によって取り付けられる箇所や長さが異なります。頭頂部だけでなく屋根材や他の部分にも使用されています。
棟板金は屋根の一番高い部分に設置されており、風の影響を最も受けやすい位置にあります。台風や強風によって建物にかかる風荷重が増加し、棟板金が剥がれたり飛散したりすることが多いです。また、貫板の劣化や固定不良によって棟板金が剥がれることもあります。
風荷重は風圧力と受圧面積の積で計算され、風圧力は風の速度によって決まります。高い場所ほど風速が大きくなるため、2階や3階の屋根の棟板金はより風の影響を受けやすくなります。
棟板金の釘やビスの抜けや固定力の弱まりの原因は、まず、釘の腐植が挙げられます。棟板金に使用されている鉄釘は水分によって錆びやすく、錆びた釘が膨張して釘穴を広げ、固定力が弱まります。
また、風の影響も大きな要因です。風圧によって浮いていた釘がさらに重症化し、固定力が弱まります。
さらに、板金の下にある貫板の腐食も問題となります。貫板は木材の場合が多く、経年劣化し、腐食すると釘が抜けやすくなり、釘抜けや浮きが発生します。これらの要素によって棟板金の固定力が弱まり、釘やビスが抜ける原因となります。
風や雨の影響を受けやすい棟板金は定期的なメンテナンスが必要です。
錆や穴あき、釘の浮きや劣化、貫板の腐食などの経年劣化による不具合が生じる可能性があり、これらの不具合は雨漏りや飛散といった直接的な被害を引き起こすだけでなく、隣家のガラスを割ったり、庭の植物を傷つけたりする二次被害も生じることがあります。。
また、棟板金の不具合は小さな不具合が大きな被害につながる可能性があるため、台風や強風の後や屋根の上からパタパタと音がするなどの異変を感じた場合は、街の屋根やさんの無料点検を利用することをおすすめします。
街の屋根やさんでは、無料点検時に屋根に上がり、撮影した写真をお客様に確認してもらいながら、必要なメンテナンス方法を提案しています。
棟板金の不具合は飛び込み業者にターゲットにされやすいため、信頼できる専門業者に相談することが重要です。
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