愛知の屋根専門業者が地震で起こった被害と対策方法をお教えします
日本は地震大国としてとても有名で、
ここ近年では毎日のように日本のどこかで地震が発生しています。
普段生活をしていても、家が少しでも揺れると
「怖い」と思われる方も多いと思います。
地震で大きな被害になるのは屋根に原因があることが多いです。
今ではいろいろな屋根材もあり、屋根材によっても大きく変わってしまいます。
屋根材別で重さや被害レベル、地震対策について何がいいのか。
屋根専門の業者ならではの視点や考えから専門家がお教え致します。
屋根材によって大きく変わることは、『重さ』です。
重さが原因で家自体が損壊してしまうこともあります。
では実際に現在使われている屋根材はどのくらいの重さなのかをランキングにしていきます。
1位 瓦屋根 (土葺工法) 1㎡あたり60kg 1軒あたり約6トン
2位 瓦屋根 (桟葺工法) 1㎡あたり30kg 1軒あたり約3トン
3位 スレート 1㎡あたり15kg 1軒あたり約1〜2トン
4位 板金屋根 1㎡あたり10kg 1軒あたり約1トン
となります。
1位の土葺き工法が使用されている屋根はかなりの重量になります。
昔は一般的な工法でしたが、今では新築に土葺工法を使用する方はほとんどいません。
それは『阪神淡路大震災』が大きな影響となっているからと言われています。
それまでは、夏が熱い日本では断熱効果を求めてこの土葺工法をよく用いていました。
ですが、この土葺工法は瓦を止めないため、
大きな揺れに耐えられず軒先から瓦が落ちる被害や
屋根自体が重いため屋根が崩れ落ちてしまう被害に遭いました。
実際に起こった瓦屋根の被害について
それからこの写真のような
桟葺工法が使用されるようになりました。
桟葺工法は瓦の一枚一枚を釘やビスで止めていくため、
ずれ落ちてくる心配がありません。
もちろん土葺き工法のような土は、
ほとんど乗っていないため、その分の重さも軽減されます。
(一部、土を利用している部分がある場合があります。)
しかし、瓦1枚あたり2~3kgほどあるため
その分の重量によって2位となっています。
屋根材別の1枚あたりの重さについて
『スレート』は現在建てられている
新築(分譲)を含めると約8割ほどのシェアを持っている屋根材です。
一枚あたりの重さがかなり軽く、耐震目的でも利用される屋根材の一つです。
しかし、風災被害でよく耳にする
棟板金の飛散につながる屋根材の一つなので、
注意が必要です!!
近年ドンドンと採用される機会が増えている屋根材の一つです。
その中でもよく耳にすることが多いのが『ガルバリウム鋼板』だと思います。
この『ガルバリウム鋼板』は今までの板金屋根とは違い、
非常に耐久性が高く表面の塗膜も今までのものとは比べ物にならないぐらいの耐久性を誇っています。
これらの写真はさまざまな地域で起こった被害の写真です。
しかし、大きな被害に遭っているのは瓦屋根の写真が多いと思います。
この写真の中には、数多くの人が被害に遭われた
東日本大震災の被災写真もあります。
1980年代には、耐震等級というものはありましたが、
今ほど高いレベルでの耐震性を求めるものではありませんでした。
今では、耐震等級のレベルも上がり
この写真のような倒壊や崩壊が発生しないようなものになっています。
耐震目的で行う屋根のメンテナンス方法を屋根専門業者がお教えいたします!
屋根のメンテナンス方法はさまざまな種類がありますが・・・
耐震目的で行う場合は、『屋根葺き替え工事』をお勧めいたします。
現状の屋根の状態によっても大きく変わりますが、
既存が土葺工法を利用されている屋根の場合は早急に行うべきです。
もちろん上でも述べましたが重さも要点の一つですが、
合わせて野地板と呼ばれる下地も同じように劣化が進行していると考えられるため、
もし劣化したままの状態で新しい屋根材を葺いたとしても、
下地自体に強度が足りません。
なので、耐震目的でメンテナンスをお考えでしたら、
しっかりと下地のメンテナンスも考えてあげましょう。
しかし、一概に屋根葺き替え工事がメリットしかないというわけではありません。
次は屋根葺き替え工事のメリットとデメリットをお話ししていきます。
メリット
・屋根材を新規にできるため、耐久性が上がる
・下地の交換・メンテナンスができる
・下地の状況によっても施工範囲や施工内容を変えられる
デメリット
・費用面が非常に高い(100万円〜)
・近隣に多大な迷惑をかけてしまう恐れがある
このようなものが挙げられます。
メリットが非常に大きいですが、プラスばかりというわけでもないのでしっかりと状況判断を行い、
今後の人生プランにあった施工を選ぶ必要があります。
・スーパーガルテクト(フッ素)(アイジー工業さん)
板金屋根の一つで、ガルバリウム鋼板のものになります。
商品保証としてメーカーさんから20年間の塗膜保証が出る点や、
断熱材が細かな部分まで入れられているため遮熱性や遮音性にも優れた屋根材の一つです。
・ROOGA シリーズ (KMEWさん)
瓦屋根の形をした屋根材の一つです。
しかし、一般的な瓦とは大きく違い焼き物ではありません。
従来の瓦の半分ほどの重さとなっており、和風な見た目を崩さず、耐震性にも優れた屋根材の一つです。
・エコグラーニ (D’s Roofingさん)
板金屋根の一つですが、スーパーガルテクトとは大きく違い表面に
小石のようなおしゃれな材質が付いている天然砕石仕上げが施されているので、
洋風な屋根に見えることで非常に人気な屋根材の一つです。
地震や台風などの災害はいつ発生するか湧かないことが1番怖いことです。
いつかやらなくちゃと考えて、
ずっと放置してしまっているのであれば、一度点検をプロにお願いをして、
今の状態をしっかりと理解し、
何が必要なのかを見てもらいましょう。
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