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屋根工事コラム
洋瓦でイメージチェンジ！その種類と特徴を紹介！

洋瓦とは、日本の伝統的な瓦ではなく、洋風の屋根材として使用される瓦のことを指します。洋瓦は、主に洋風の建物や外国風のデザインに使用され、屋根の雰囲気を一新させることができます。洋瓦には、コンクリート製のものやセラミック製のものなど、さまざまな種類があります。洋瓦は、日本の気候や風雨にも耐える強度を持ちながら、美しい外観を保つことができるため、近年では人気が高まっています。

洋風の色が濃い「S形瓦」

S形瓦は、スペイン発祥の特徴的な形状を持つ瓦であり、オレンジや赤色の色合いが特徴です。実はこの形状は日本で考案されたものであり、部分によっては湾曲が強く、正面から見るとS字型に近い形をしています。
外壁がモルタルやジョリパッドでコテ跡や模様を描いていたり、窯業系サイディングのものと非常に相性が良いです。

純和風でも違和感のない「F形瓦」

F形瓦はフランス発祥の瓦で、元々は長方形の形状をしていました。しかし、現在国内で流通しているF形瓦は日本独自の進化を遂げ、正方形に近い形をしています。Fの意味はFrenchではなくFlatであり、平らな形状が特徴です。
和風のお住まいにしっかりとマッチし、モダンなデザインの建物との相性が良いです。

どんなお住まいにも合う「M形瓦」

半円を重ね合わせた波形の瓦です。そのM字型の形状からM形瓦と呼ばれます。波形の形状はF形瓦の進化と言われることもあります。S形瓦に比べると凹凸が少なく、ちょっと控えめな印象ですが、どんなお住まいにも似合います。特に日本の戸建てに一番多いとされる、和洋折衷のお住まいとの相性が良いです。

洋瓦の施工方法

意外にも和瓦と洋瓦の屋根の葺き方はほぼ同じです。野地板の上に防水紙を張ったら、桟木を設置して固定していくという工程です。現在の屋根が瓦屋根であれば、洋瓦への葺き替えは和瓦と同じようにできるんです。

洋瓦を選ぶ際の注意点

洋瓦を選ぶ際は粘土瓦がおすすめです。セメントから造られたものも存在しますが、その場合塗装によるメンテナンスが必要になります。粘土瓦は塗装を全く必要としないので、屋根塗装の手間が省け、その分のコストも節約できます。
また、「防災瓦」かどうかも検討しましょう。防災瓦は、通常の瓦と比べて1割程度軽く、瓦の1つ1つをビスなどで固定し、瓦同士をかみ合わせているため耐震性に優れています。
洋瓦への葺き替えを検討するのであればこれらの点についてもよく確認し、より快適なお住まい作りを目指しましょう！