安城市|屋根の内部の構造について解説
屋根の内部の構造には、垂木や野地板などの部材が重要な役割を果たしています。この記事では、それぞれの
部材の役割や重要性について解説しています。
一般的な戸建ての屋根は、傾斜があり2面か4面で形成されており、その下には垂木と呼ばれる構造材が配置されています。垂木は屋根の傾斜に沿って上から下へと配置されており、屋根の基本となる部材です。
垂木の上に設置された大きな厚さ5mmの平板。最近では厚さ9mm、もしくは12mmの構造用合板が主流になってきています。防水紙や屋根材を敷設する為の土台となっており、耐用年数は20年~30年とされています。
野地板の上に設置するシートで、屋根からの雨漏りを防ぐ重要な要です。
屋根材に不具合が生じた場合、すぐに雨漏りしないのはこの防水紙が防いでくれているおかげです。そのため、防水紙に穴が空いたり、劣化すると室内への雨漏りに繋がります。
仕上げとして防水紙の上に設置される、皆さんが良く目にするお家の屋根と呼ばれる部材です。
現在、日本ではスレート屋根が最も普及しており、次に瓦屋根、金属屋根が猛追しています。日々風雨や紫外線にさらされているのがこの屋根材ですから、定期的なメンテナンスを欠かすと屋根の内部構造にまで劣化が及ぶため、メンテナンスが重要と言えます。
屋根の表面を覆う屋根材の種類と役割について解説します。屋根には瓦、スレート、金属、セメント瓦、アスファルとシングル等の様々な屋根材が使用されています。
瓦の寿命は
30年~50年と圧倒的に長寿命ですが、漆喰やそのほかの部材は瓦よりも寿命が短いため、メンテナンスは他の屋根材同様定期的に行いましょう。
スレートは新築から
10年で塗装メンテナンスが必要です。アスベストを含んだ屋根材には塗装ができませんから注意しましょう。
金属屋根は軽量で耐震性にも優れた屋根材で、現在最も注目されている屋根材です。しかし錆などによる劣化は免れませんので、こちらも塗装を含めたメンテナンスが必要です。
同じ瓦でも日本瓦とは違うのがセメント・モニエル瓦です。
20年~30年が寿命と言われていますが、水分に弱いため塗装によって保護されています。塗膜の劣化には十分注意しましょう。
アスファルトシングルは石粒が吹き付けてある屋根材で、ざらざらとした質感が特徴。加工が容易でおしゃれな屋根材ですが、剥がれやすいため定期的に点検と補修を行いましょう。
それぞれの屋根材にはメリットやデメリット、価格帯がありますので、将来のメンテナンスやご自宅の状況に合わせて適切な屋根材を選ぶことが重要です。
屋根はお住まいを雨風から守る役割を果たしており、屋根材だけでなく、木材や板、防水紙などの部材や部位も重要な役割を担っていることがお分かりいただけたのではないかと思います。
防水層と断熱材は建物の屋根や壁などに使用される重要な要素です。防水層は雨水や湿気の侵入を防ぎ、建物内部を守る役割を果たします。
一方、断熱材は建物内部の温度を保つために使用されます。断熱材は空気や湿気を通す構造になっており、暖められた空気や湿気は通過していきますが、断熱材の層が終わりに近づくと徐々に冷やされ始めます。
断熱材を抜けると空気と湿気は一気に冷やされ、結露が発生します。屋根材によっては炎天下の表面温度が80℃にもなるため、断熱性能が高い屋根材を選ぶと結露対策に効果的です。
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