豊田市の皆さん、お住まいの屋根はパミールという屋根材ではありませんか？

ニチハのパミールは隠れた欠陥があり、現在では販売を中止されております。
早期に屋根材が剥離するといった問題があり、その補修としても塗装に適さない素材です。
この記事では、パミールの特性やメンテナンス方法について詳しく解説します。
屋根カバー工法や屋根葺き替え工事など、適切な対策を知ることが重要です。

ニチハのパミールとは

パミールとはニチハというメーカーから販売されたスレート屋根の材料のこととなります。

ある時期のスレート屋根にはアスベストが含まれており、ノンアスベストの素材根として出たものがパミールです。
しかし、販売から数年程度でいくつかの不具合が発見され、報道番組やクレームにも取り上げられ、裁判も起こっています。

ただ、補償は築10年以内の不具合に限られており、また屋根材のみの対象であり、副資材や施工費用はお客様負担となるなど、過度な期待は難しいのが現状です。

パミールの不具合症状

パミールには「層間剥離」や「釘の腐食」が起きやすいという問題があります。

層間剥離とは、スレート自体が何層にもめくれあがってしまい、まるでミルフィーユのような状態になっていることを指します。

最終的にはセメントのカス、パミールのカスがポロポロと崩れてしまいます。

釘の腐食も代表的な症例で、釘が腐食し抜け落ちてしまうことがあります。
当然ですが、固定するための釘が腐食してしまいますから、階下や隣家への影響も計り知れず、非常に危険です。

パミールの補修：なぜ塗装できない？

スレート屋根の場合、その耐久性を維持するため、屋根塗装を行うこともありますが、パミールの場合、塗装での補修は難しいでしょう。

ミルフィーユのように剥離してしまいますから、塗装をしても剥がれてしまいます。つまり、別の手段にて補修する以外、方法はないのが現状です。

パミールの補修：葺き替え、またはカバー工法

パミールは現在販売中止となっているように、非常に問題があります。

ご自宅の屋根がパミールの方、層間剥離などミルフィーユ状態になっているのを発見した場合は、すぐに補修することをお勧めいたします。

状況がよくわからない、パミールかどうかも気になる、そういった方は街の屋根やさんにご相談ください。
無料点検も実施しておりますので、気になることがある際は、お気軽にご連絡ください。