豊田市の皆さん、街の屋根やさん西三河店です。

お住まいの屋根材に「セキスイかわらU」が使用されている方へ。
報道などでも目にしたこともあるかもしれませんが、見た目の良さなどとは逆に非常に問題の多い屋根材として有名です。
その特徴と補修方法について、当ブログでは解説します。

セキスイかわらUとは

セキスイかわらUは「セキスイ」の名がつくように有名メーカーが開発した屋根材です。
この屋根材は、見た目はかわらのようですが、セメントを主成分としたスレートで作られています。
瓦よりも軽いため、屋根カバー工法などでも多く使用されて人気商品でした。

スレートのため、発売された当初はアスベストを含んだものもありましたが、ノンアスベストのセキスイかわらUも販売されています。
この後発されたノンアスベストのかわらUが大きな問題を生み、現在では販売を中止しています。

セキスイかわらUの問題

素材を強固にするためのアスベストを使用されなくなったため、非常に割れやすくなってしまったのが大きな問題です。

経年劣化による割れやすく、水分を含むようになって苔やカビが発生する。耐久面を損ない、屋根材自体が傷むことが多く出るようになりました。
瓦が落下してしまうなどの事態も発生し、多くのクレームを生み出しています。

セキスイかわらUであっても上記のようなもろくはない強固のものがあります。
前述したアスベストを含んだ場合は、同様の症状はでないのですが、アスベストの問題もありますので、気になる方は街の屋根やさんにご相談ください。

セキスイかわらUの補修方法

スレート屋根の場合、軽微な場合は再塗装することが可能ですが、セキスイかわらUの場合、劣化の状態が著しく、塗装することができません。
塗装したとしてもまた劣化し、屋根材自体が剥がれてしまうため、意味がなくなってしまうのです。

そのため、屋根全体を補修する以外しかありません。
屋根材自体が大変もろくなっているため、葺き替え工事以外の方法は難しい状態です。

見た目は瓦でありながら、軽く施工しやすいといった良い面もあった、セキスイかわらUですが、ノンアスベストへの切替から非常に大きな問題が抱えるようになりました。

セキスイかわらU以外でも、同様にノンアスベストに切り替えた結果、耐久面に問題を抱えた屋根材はあります。（ニチハのパミールなど）

こうした問題は最初からは判断できず、ある程度、経過してから発覚するものです。
屋根材に著しく劣化が見られる時は、すぐにご相談ください。

またなかなか屋根は高所であり、見ることができるものでもありません。点検に関しては我々プロにお任せいただくのが得策です。

街の屋根やさんでは無料点検も実施しておりますので、お気軽にご相談ください。