屋根の凍害について知ろう!
屋根の
凍害は、
建材に染み込んだ水分が凍ることによって起こる現象です。実はこういった凍害、寒い地域だけでなく、
温暖な地域でも起こるんです!特に水溜りなどに氷が張る地域や風の強い地域では注意が必要です!この記事ではそんな凍害の症状やメンテナンスについて解説します。
建材に染み込んだ水分が凍ることによって発生する凍害は部分で発生します。つまり水分が染み込んでしまえば
どの部分でも凍害が起こる可能性があるんです。
例えば
●瓦屋根の漆喰が割れてしまった●屋根全体の瓦が欠けてしまった●スレート屋根が割れてしまったなど、屋根だけでも様々な部分に起こる可能性があるんです。
また、屋根以外に外壁でも同様に凍害は発生する危険があります。
例えば
●窯業系サイディングの表面が崩れてきている●外壁の表面が剥がれてきてしまった
●外壁のクラックが大きくなってきたなどです。
冒頭でも紹介しましたが、これらは寒い地域に限らず、温暖な地域でも起こる可能性があります。そこで凍害を予防する対策方法を紹介します!
まず、水を含みにくい建材を使用することが重要です。日本工業規格(JIS)では、屋根材と外壁材の吸水率に基準が設けられており、凍害対策に最適な建材を選ぶためにさまざまな試験が行われています。金属屋根は吸水しないという結果が出ており、屋根カバーや屋根葺き替えでは金属の鋼板やガルバリウムなどの金属屋根材を選択することが有効です。また、粘土瓦は一般的に凍害が多いとされていますが、吸水率が低い石州瓦を使用することで凍害を防ぐことができます。
また、水が染み込まないように塗装で防御するのも有効です。特に屋根材に小さなヒビ割れやチョーキング現象が起きている場合は、水が染み込みやすい状態になっているので、定期的に点検し、塗装によって撥水性を取り戻してあげると効果的でしょう。
また経年劣化によっても屋根材、外壁材が劣化すれば吸水してしまう確率も上がります。今は凍害が起きていないから大丈夫!ということはありません。建材の防水性については定期的に点検していくようにしましょう!
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