屋根塗装は屋根材の劣化防止のために行いますが、どうせ塗装するならその効果が長持ちする塗料を選びたいという方は多いでしょう。そこで知っておきたいのが塗料のグレードです。塗料のグレードとは、塗料の品質や性能を表す指標ですが、そのグレードが高いほど耐久性は高くなります。しかし、一概にグレードが高い塗料が最も良いというわけではありません。この記事では塗料のグレードについての注意点について解説します。

塗料のグレードとは？

塗料のグレードと価格の関係

塗料をグレードで選ぶ時の注意点

紹介してきたように、塗料はグレードによって、耐久性と価格が異なってきます。しかし、グレードが高いから良い、価格が安いからお得、というわけではないことも理解し、塗料をグレードで選ぶ際は慎重に行う必要があります。
例えば、いくらグレードの高い高耐久の塗料を選んでも、その耐久性は立地や気候などの環境によって異なることもありますから、目安として考える必要があります。また、グレードが低い塗料は耐用年数が短くなるため、メンテナンスの頻度も増えます。長い目で見ると、費用がかかることになります。安い塗料でコストを抑えられると思うかもしれませんが、総合的に考えるとお得とは言えません。
お住まいの環境と塗装サイクルも考慮して、適切な塗料を選ぶようにしましょう。

塗料選びは「機能性」にも注目！

塗料選びにはグレードの他に「機能性」にも着目することがおすすめです。屋根塗装において、遮熱塗料や断熱塗料の使用がおすすめされています。

真夏の屋根の表面温度はは80℃以上にもなります。そのため、屋根の熱は部屋に伝わり、部屋が暑くなるのは当然のことです。屋根裏がある場合でも、屋根の熱はお部屋に伝わってしまいます。そこで、遮熱・断熱塗料を塗ることによってお部屋の温度は約3℃も低下します。遮熱・断熱塗料は夏の室温上昇を抑えることができる他に、冬は寒さ、結露対策としても有効です。
屋根の塗料選びは耐久性、価格に加え、こういった「機能性」にも注目することでより快適な暮らしを実現できるでしょう。是非ご検討ください！