豊田市の皆さん、屋根リフォームの際はルーフィング選びも大切です!
ルーフィング(防水紙)は、建築物や住宅の防水工事に使用される重要な素材です。屋根において建物を
雨水や湿気から守る役割を果たすルーフィングは、屋根材の下に施工され、建物の耐久性や快適性を向上させるために欠かせない存在です。ルーフィングには、
さまざまな種類があり耐久性や防水性能が異なるため、使用する場所や目的に応じて適切なルーフィングを選ぶ必要があります。
では実際にどんなルーフィングがあるのか、それぞれの特徴と一緒に紹介します。
アスファルトルーフィングは、アスファルトを染み込ませた原紙に鉱物質粉末を付着させて形成された最も一般的な防水紙です。ルーフィングの中でも一番グレードが低いので、価格は安くとも寿命は10年程度であり、劣化による雨漏りには注意が必要です。
改質アスファルトルーフィングは、アスファルトに特殊な添加剤を混ぜることで改質されており、
耐候性や耐久性が向上しています。そのため、通常のアスファルトルーフィングと比べて耐久性や防水性が高く、
20年の耐用年数があります。さらに屋根の防水性を高めるだけでなく、
断熱性や防音性も向上させる効果もあります。そのため、快適な居住環境を実現するためにも、改質アスファルトルーフィングの使用が推奨されています。
粘着層ルーフィングとは、屋根材を固定するために使用される特殊なルーフィング材です。通常、ルーフィングを設置する際には釘やタッカーを使用して固定しますが、粘着層ルーフィングは
片面が粘着シールになっており、釘やタッカーを使わずに野地板に固定することができます。
また、屋根カバー工法の場合には屋根材に直接防水紙を設置しますが、屋根材が
傷んでいる場合などには防水紙の設置が困難になります。しかし、粘着層ルーフィングを使用すれば屋根材にも
しっかりと密着させることができます。さらに、一度張ったのに貼り直すこともできる
「遅延粘着型」の粘着層ルーフィングもあり、施工がしにくい複雑な形状の屋根や急勾配の屋根にも有効です。
高分子系ルーフィングは、軽さが特徴のルーフィングです。通常のアスファルトルーフィングとは異なり、合成樹脂を主成分として作られており、耐久性は同等でありながら、軽量化が実現されています。実際、高分子系ルーフィングはアスファルトルーフィングの1/3程度の重さです。
建物の耐震性についての関心が高まっている昨今、ルーフィングも軽量化することで地震に強い屋根へのリフォームを可能にした素材です。
様々なルーフィングがある中で、どれを選べば良いのか分からなくなってしまった方も多いと思います。ルーフィングはお住まいを水分から守っている非常に重要な建材です。単純に値段が安いという理由だけで決めるのではなく、今後のメンテナンスサイクルやお住まいの環境を考えて適切なものを選ぶようにしましょう。
また、ルーフィングは屋根の見えない部分にあるため、定期的なチェックが難しい部分です。街の屋根やさんでは、屋根の状態をチェックするために屋根に直接上り、ルーフィングの状態も調査いたします。点検、メンテナンスをお考えなら是非ご相談ください!
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