ベランダやバルコニーの屋根には、洗濯物を干すために陽当りを求められるため、光を透過する樹脂製の屋根材がよく使われます。その中でも塩ビ、アクリル、ポリカーボネートは特に多く使用されています。これらの屋根材はすべて石油由来の樹脂でありながら、耐用年数には大きな違いがあります。

塩化ビニール樹脂

塩化ビニール樹脂は、ポリ塩化ビニルとも呼ばれ、カラーバリエーションが豊富で安価で加工もしやすい素材です。しかし、紫外線によって分解されやすく、耐用年数は3年程度と言われています。ガラスマット入りのものもありますが、それでも5年程度です。また、熱にも弱く、60℃程度で変形してしまうこともあります。

アクリル樹脂

アクリル樹脂は高温における変色に強く、光沢保持性があります。また、電気絶縁性を持ちます。しかし、塩化ビニール樹脂と同様に紫外線に弱く、耐久年数が短いため、定期的な点検や塗装が必要です。特に劣化していると強風時の衝撃でバリバリに割れてしまうこともあるので注意が必要です。

ポリカーボネート

ポリカーボネートは最も強力な樹脂とされており、ガラスの約200倍、アクリルの約30倍の耐衝撃性を持っています。戦闘機のコックピットのキャノピーにも使用されています。ポリカーボネートは銃弾にも耐えるほどの強さを持っています。また、ポリカーボネートは熱にも強く、燃えにくい性質を持っています。ただし、表面は傷に強くないため、一般的な塗膜よりも弱いというデメリットがあります。
このようなデメリットもありますが、耐用年数の長さからメンテナンスコストがかからないため、ベランダ、バルコニーの屋根において１番おすすめなのがポリカーボネートです。

ベランダ・バルコニーの屋根は火災保険で補修できます

ベランダやバルコニーの屋根は、自然災害によって破損した場合において火災保険で補修することができます。火災保険を使っての工事をご検討の際は事前に工事業者にご相談ください。火災保険の申請に際しては、写真や書類の記入が必要になりますが、街の屋根やさんではそういった申請作業もお手伝いいたします。お気軽にご相談ください！

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