安城市で屋根工事をお考えなら知っておきたい!野地板の種類とメリット・デメリット
野地板は屋根材の下に葺かれている防水紙のさらに下に設置されている
下地材のことを指します。
屋根カバー工事や
屋根葺替え工事を検討する際によく聞く言葉なのでないでしょうか?この記事ではその野地板の種類やメリット・デメリットについて解説します!
野地板の木材の種類については、
建てられた年代や地域によってさまざまなものが使用されています。代表的なものを紹介していきます。
最近ではほぼ使われなくなりましたが、以前は野地板のスタンダードであり、通気性の良さがメリットでした。杉材の乾燥性や隙間のある設置により、屋内の湿気や熱気が小屋裏に籠りにくくなり、耐用年数が最近主流の構造用合板よりも長くなります。
一方、デメリットとしては、強度が低く、屋根の重量が増す屋根カバー工法が困難であったり、太陽光パネルを設置するための強度がありません。防水紙の傷みによる雨漏りのリスクが高いこともデメリットに挙げられます。
構造用合板は、複数の木材を接着剤で強固に結合しているため、非常に強度が高く、耐久性に優れています。また、雨漏りも起こしにくいです。
バラ板よりも通気性が悪く、耐用年数がやや短い傾向にありますが、最近は透湿性の高いルーフィングや、小屋裏換気が普及してきたため、その問題は改善されつつあります。
耐火野地合板は、建築基準法で準防火地域や防火地域、屋根不燃区域の建物で使用が義務付けられている材料です。耐火性能が高く、火災時に30分以上耐えられる性能を持っています。また、軽量で断熱性や遮音性にも優れており、一枚の板が広いため施工が容易で雨漏りの危険も少ないです。ただし、価格が高いため、建築基準法での必要性がない場合は構造用野地板で十分です。
さまざまな種類のある野地板ですが、劣化が進んでいる場合は修理が必要です。
劣化が軽度の場合には、野地板の上に新しい野地板を重ねて固定する増し張りで補修できます。一方、劣化が進んでいる場合は古くなった野地板を取り外し、新しい野地板を取り付ける張り替えを行います。
野地板の耐用年数は30年と言われていますが、雨漏りなどで吸水してしまうと寿命が短くなります。定期的な点検とメンテナンスで不具合を防いでいきましょう!
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