棟板金の劣化症状とメンテナンス方法
棟板金は屋根の重要な部分であり、釘の浮きや剥がれ、サビ、などの劣化症状に注意が必要です。
これらの症状が放置されると、屋根の雨漏りや劣化を引き起こす可能性があります。定期的なメンテナンスを行うことで、屋根の寿命を延ばし、修理費用を抑えることができます。
棟板金とは、屋根の天辺に設置されている金属部分であり、屋根と屋根の面が合わさる三角状の接合部分を覆っていることで雨水の浸入と屋根材の固定を担っています。
棟板金の劣化症状には、以下のような種類があります。
まず、棟板金の釘が浮いてしまうことがあります。屋根の直射日光により棟板金が膨張し、釘が抜けてしまうため注意が必要です。
また、棟板金が剥がれてしまうこともあります。この状態では内部に水が侵入し、貫板の腐食や屋根材の劣化を引き起こす可能性があります。
さらに、棟板金にはサビが発生することもあります。サビは板金の耐久性を弱めるため、定期的なメンテナンスが必要です。
棟板金の釘が抜ける理由は、以下のような要因が考えられます。
釘の腐植:
棟板金に使用されている鉄釘は、水分によって錆びやすくなります。錆びた釘は膨張し、釘穴を広げてしまい固定力が弱まります。その結果、釘が浮きやすくなります。
風の影響:
強風が吹き付けられると、棟板金に固定されている釘がさらに浮いてしまいます。風圧によって釘が浮き、固定力が弱まることで釘浮きが発生します。
貫板の腐植:
棟板金の下に設置されている貫板は経年劣化します。貫板が腐食してしまうと、固定していた釘が抜けやすくなり、釘抜けや浮きが発生します。
これらの要因によって、棟板金の釘が抜けることがあります。定期的な点検やメンテナンスを行うことで、釘の浮きや抜けを防ぐことが重要です。
また、街の屋根やさんでは、棟板金を固定する釘としてステンレス製のビスを使用することをお勧めしています。ステンレス製のビスはサビに強く、緩みにくいため、棟板金の固定に適しています。
棟板金が剥がれた場合の危険性は、以下のようなものが考えられます。
1. 二次被害の発生:
棟板金が剥がれると、その飛散や落下によって周囲の建物や人に被害を与える可能性があります。例えば、棟板金が飛散して歩行者や住人に危害を与えたり、隣の建物の屋根や外壁を傷つけたりすることがあります。
2. 雨漏りの発生:
棟板金は屋根の頂点に取り付けられており、雨を受け止める役割を果たしています。棟板金が剥がれると、雨漏りの原因となります。雨漏りが放置されると、建物の構造部分を腐らせて倒壊の危険性を引き起こす可能性があります。
したがって、棟板金が剥がれた場合は、周囲の安全を確保するために早急に修理や交換を行う必要があります。
街の屋根やさんでは、棟板金の点検とメンテナンスをおすすめします。
棟板金は風や雨の影響を受けやすく、わずかな不具合が大きな被害を引き起こす可能性があります。
屋根の上からの異変や小さな不具合に気づいたら、ぜひ無料点検をご活用ください。私たちは屋根に上がり、写真を撮影し、お客様にもご確認いただいた上で必要なメンテナンス方法をご提案します。
棟板金の不具合は飛び込み業者にターゲットにされやすいので、信頼できる街の屋根やさんにご相談ください。将来のお住まいや家計を考えたご提案をさせていただきます。
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