豊田市の皆さん、和瓦と洋瓦があるのはご存知ですか?
和風建築といえば
瓦屋根ですが、その瓦には
和瓦と
洋瓦という種類があります。両者は見た目の違いが特徴的ですが、そのメンテナンスに違いはあるのでしょうか?
日本の伝統的な屋根材であり、美しい外観と優れた耐久性で知られています。和瓦は、
主に粘土を原料として作られ、焼成されることで硬くなります。そのため、和瓦は耐久性が高く、長期間にわたって屋根を保護することができます。和瓦の中でも有名なのが
日本三大瓦(三州瓦・石州瓦・淡路瓦)です。
日本の伝統的な瓦ではなく、
洋風の屋根材料のことを指します。洋瓦は主に外国からの影響を受けて導入され、日本の建築にも使用されるようになりました。
洋瓦も粘土を原料として作られていますが、一部コンクリートやセメントで作られているものもあります。また、洋瓦は様々なデザインや色があり、屋根の外観を豊かにすることができます。洋瓦は大きく分けて
S型とF型の2種類があります。
粘土を焼いて形成されている和瓦・洋瓦は塗装を行う必要がありませんが、もちろんメンテナンスは必要です。しかし施工方法も共通となり大きな違いはないため、実はメンテナンスにおいても大きな違いはありません。
強風や地震、飛来物などがあれば、瓦がずれたり欠けたり割れたりしてしまいます。ほとんどの場合、その部分だけを修理すれば問題は解決します。しかし、棟瓦の漆喰が劣化して固定力が弱くなり、瓦がずれてしまった場合は、棟の取り直しを行わなければ解決できません。また、固定力が弱くなると瓦が動きやすくなり、干渉して欠けたり割れたりすることもあります。特に棟瓦の場合は重要であり、早急に対処しなければ他の場所にも被害が及ぶ可能性があります。
瓦屋根の下には
防水紙が敷かれており、この防水紙も経年劣化してしまいます。劣化が進むと
雨漏りの原因になるため、
20〜25年ごとに防水紙のメンテナンスが必要です。メンテナンスの方法としては、
葺き直し工事または
葺き替え工事があります。葺き直し工事では瓦を一度はずし、防水紙や野地板を交換してから
再度瓦を設置します。葺き替え工事では既存の瓦を撤去し、防水紙や野地板を交換してから
新しい屋根材に葺き替えます。最近では軽い
金属屋根に変更する方も増えています。
高耐久というイメージが強い瓦は、ついついメンテナンスを怠りがちです。しかし、その様式美を保っていくためにも、日頃からしっかりと点検をして、不具合があればすぐに対処できるように心がけましょう!
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