安城市の皆さん、スレート屋根塗装の「縁切り」はご存知ですか？
スレート屋根の塗装時期は、
新築から約10年ほどが目安とされています。スレート屋根は耐久性がありますが、時間の経過とともに劣化が進み、
塗装が必要になります。塗装によってスレート屋根の
防水性を向上させ、長持ちさせる必要があるのです。
また、塗装を行う際には、スレート屋根に関する深い知識が必要であり、
誤った方法で行うと雨漏りの原因になる可能性があります。この記事ではどうして雨漏りにつながる可能性があるのかを解説していきます。
屋根材の重なり部分には必ず
隙間が設けられています。その理由は
通気と水分排出です。通常の雨では屋根材の下に雨水は浸入しませんが、横殴りの激しい雨の場合には
雨水が屋根材の下に入り込むことがあります。そのため、雨水や湿った空気を排出するために隙間が設けられているんです。
しかし、
その隙間が塗料で埋まってしまうと、排出されない雨水がやがて防水紙を傷め、それが
雨漏りの原因になります。
そこで、スレート屋根の塗装の際に欠かせないのが
「縁切り」です。塗料が完全に硬化した後に行う作業で。
皮すきや
タスペーサーを使って塗料で塞がった屋根材同士に適切な隙間を作っていきます。
スレート屋根の適切な隙間は
約4mmとされており、たとえ縁切りをしてもこの隙間が狭すぎると
毛細管現象が起こります。毛細管現象とは、細い管や狭い空間を液体が上昇・下降する物理現象のことで、液体の分子同士に働く力や表面張力、管と水分子の付着力や濡れやすさによって引き起こされます。スレート屋根で毛細管現象が起こると、
雨水を吸い上げて屋根内部に水分が広がってしまい、雨漏りの原因となります。
せっかく塗装工事をしたのに、このようなトラブルが起こるのは避けたいものです。しかし、スレート屋根への知識が乏しく、
適切に縁切りを行わない業者がいるのも事実です。よってこうしたトラブルを避けるためには、
正しい知識を持った業者を選ぶことが重要です。信頼できる業者を見つけるためには、
口コミや評判を調べるだけでなく、業者の実績や資格、保証制度などを確認することも大切です。また、契約前にはしっかりと見積もりや契約内容を確認し、納得のいく形で進めるようにしましょう。
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