ベランダ・バルコニーの防水工事はなぜ必要?その種類とメンテナンス方法を紹介!
ベランダやバルコニーは外部の環境からの影響を受けやすく、雨漏りや水の浸入を防ぐために
防水工事が必要です。この記事では防水工事が必要な理由と防水工事の種類、防水層のメンテナンスについて解説します。
ベランダやバルコニーは屋外に位置しているため、
雨水が直接当たることがあります。もし防水工事が不十分な場合、雨水が浸入してしまい、
室内に雨漏りが発生する可能性があります。これは建物の損傷や家具・床の被害を引き起こすだけでなく、カビや湿気の発生などの
健康被害も引き起こす可能性があります。また、雨水の浸入によって建物内部の建材が腐食してしまえば、
建物の耐久性にも関わる問題となります。そういった点からもベランダやバルコニーの防水工事は大切なのです。
ではその防水工事とは具体的にどんなものなのでしょうか?代表的な3つを紹介します。
ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を均一に塗ることで防水層を形成する防水工事です。液状の防水剤を塗っていくため、継ぎ目ができません。そのためシートが剥がれたり施工不良による隙間から雨漏りが起こる心配がないことが1番の特徴でしょう。シンプルな工事なので比較的安価に施工が可能です。また、ウレタンは柔軟性が高く、弾力があり、摩耗性にも優れています。改質アスファルト防水との複合防水の研究が進んでおり、高い防水性を持つ工法として使用されています。特に屋上駐車場や地下など、防水性が求められる場所での使用が増えています。
FRP防水はポリエステル樹脂とガラス繊維で出来たマットで防水層を形成していく防水工事です。特徴として、他の防水材と比較しても非常に軽量であり、屋根や外壁に使用しても耐震性が損なわれません。このため、住宅の安全性を確保しつつ防水性能を維持、あるいは向上できるというメリットがあります。
また、ガラス繊維などの硬化剤と組み合わせることで、強靭な防水層を形成していきます。これにより、長期間にわたって防水性能を維持することができます。
FRP防水は比較的新しい防水工法ですが、その軽量性や耐久性・耐水性の優れた性能が評価され、現在では多くの住宅で採用されています。
シート防水は、防水性能のあるシートを使用して雨水の浸入を防ぐ工法です。ゴムシートと塩ビシートの2種類の材質がありますが、塩ビシートの方が耐久性が高く、紫外線や熱、オゾンに対しても優れた性能を持っています。シート防水は広範囲に施工することができ、品質も安定しています。また、施工が容易で工期も短いため、効率的に防水工事を行うことができます。ただし、複雑な形状には向いていないため、注意が必要です。また、シート間の繋ぎ目から雨漏りが起こる可能性があるため、適切な施工が必要です。
防水層は、歩行や風雨、飛来物などによって傷つくことがあるため、表面をトップコートで保護しています。このトップコートは時間の経過とともに劣化し、色褪せや割れなどの症状が現れます。劣化が進むと、防水層が風雨や紫外線に直接さらされ、雨漏りなどの不具合が生じる可能性があります。防水機能が失われた屋上はさまざまな危険をもたらすため、定期点検や状況に応じた防水工事が必要です。
トップコートの色褪せやひび割れは劣化のサインです。定期的にトップコートを再塗装してベランダ・バルコニーの不具合を防いでいきましょう!
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