豊田市でアスベスト含有の屋根をリフォームしたいとお考えの方はいらっしゃいますか？アスベストは健康被害のリスクがあるため、リフォームが推奨されています。しかし撤去には注意が必要で、屋根葺き替え工事や屋根カバー工法の選択肢による違いがあるのも知っておくことが大切です。

アスベストとは何か？

アスベストとは、鉱石が繊維状に変化した鉱物の総称であり、石綿とも呼ばれています。その繊維は髪の毛の5000分の1程度の太さであり、無機物であるため非常に耐久性に優れています。また、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性も持っており、価格も安いため、様々な製品に加工されてきました。
しかし、アスベストは肺に入った場合に排出が難しく、生体内で分解もできないとされています。そのため、中皮腫や肺癌などの健康被害を引き起こす可能性が高まるとされています。この問題に対しては規制が行われています。

アスベスト含有屋根材の見分け方

アスベストは健康被害のイメージがあり、特に屋根材に含まれていると心配されます。アスベストの危険性は1970年代後半から指摘されており、多くの建物に使用されてきました。
アスベスト含有の屋根材の主な見分け方は、
①いつ建設されたかで見分ける
②屋根材で見分ける
以上が最もわかりやすい見分け方です。

移行期のものとアスベスト規制後の初期のものは問題があります。
2004年以前に建設されたお住まいで屋根材に不安がある方は一度調べてみるのも良いでしょう。

屋根材では、スレート（カラーベスト・コロニアル）や粘土瓦以外の瓦、セメント瓦などにアスベストを含んでいる可能性があります。
アスベスト含有屋根材の場合、塗装を行うことができないため注意が必要です。
一般的に、アスベスト含有屋根材の見分け方をご説明しましたが、上記に当てはまりアスベストを含んでいる可能性が考えられる場合は専門家に相談するか、屋根の点検を受けるようにしましょう。

アスベスト含有屋根材のリフォーム方法

アスベストは健康被害のリスクがあるため、屋根のリフォームが推奨されていますが、実際にアスベストは破砕や極端な劣化がない限り、飛散する可能性は低いのです。
そのため、大規模な工事リフォームをするのに抵抗がある方は、経過観察をするのも一つの方法です。

リフォームを行う場合には、塗装ができないため屋根葺き替え工事か、屋根カバー工法でリフォームすることになります。
アスベスト入りのスレート屋根を撤去する際は手作業で行う必要があり、産廃処理費用が高額になることがあります。コストを抑えるならばカバー工法を選択しましょう。しかし、カバー工法では根本的な解決にはならないため注意が必要です。
また、アスベストに関する法律改正により、建築物の解体・改修工事を行う業者にはアスベストの調査と報告が義務付けられています。必ず施工業者に確認するようにしましょう。

→アスベストの事前調査とは？

アスベスト含有屋根材の点検とメンテナンス

健康被害があるとされるアスベストですが、点検やはメンテナンスはどのように行えばよいのでしょう。

アスベスト含有屋根材のメンテナンスについては、塗装による補修が推奨されない理由の一つとして高圧洗浄を行うことができない点が挙げられます。アスベストは飛散することを避けなければいけませんから、高圧洗浄の圧力は危険なのです。
しかし劣化した屋根を放置すれば、屋根全体に被害が及び室内に雨漏りしてしまえば大規模な工事は免れません。そのため、屋根材に劣化が見られた場合には屋根葺き替え工事、カバー工事が最適な選択肢となります。
アスベストの含有量によって撤去・処分費用が異なるため、点検後は適切なメンテナンスプランを立てることが重要です。

豊田市でアスベスト含有の屋根材でお困りの方は、まずは街の屋根やさん西三河店にご相談ください。
お客様のご要望と予算を伺い、リフォーム方法をご提案いたします。

▼関連記事
→豊田市で屋根材の劣化・割れ・かわらU