安城市で瓦屋根の棟瓦の修理をご検討の方、棟瓦のズレや漆喰のひび割れについて解説
最近では屋根の軽量化を考慮し、様々な屋根材が活用されることも多いですが、日本家屋として瓦屋根の優雅さは言うまでもありません。
屋根材として和瓦の耐用年数は他のものよりも大きく秀でています。
だからといって、日々のメンテナンスが不要かといえば、そうでもありません。
屋根の頭頂部(
棟瓦)付近がずれてるみたいだけど?
何か白い物体がポロポロと屋根に上に見えるけど
そうしたご相談もよく頂きます。
今回は安城市の方へ、和瓦の補修工事でよくある、棟瓦のことについて解説します。
棟瓦は、屋根の棟部分に使用される瓦のことを指します。屋根の頂上にある水平な部分で積み重なるように設置されています。
棟瓦には、大棟、隅棟、降棟、稚児棟などの種類があります。
大棟は、屋根の真ん中にある水平な部分を指し、隅棟は屋根の端から斜めに向かって降りている部分を指します。降棟は大棟から斜めに向かって伸びている部分を指し、稚児棟は瓦屋根の隅棟の先端が二段になっている場合に下にある短い棟の部分を指します。
屋根の重なり合う部分を覆うため、雨水や雪などが棟から侵入するのを防ぐ役割をもっています。水切りを効果的に行うことで、屋根や建物の劣化を防ぐことができます。
屋根の棟部分は、建物の一番高い位置にあり、風雨や季節の変化にさらされるため、耐久性や防水性が求められます。棟瓦は、その要求に応えるために開発された瓦であり、美しいデザインや機能性を兼ね備えています。
棟瓦は漆喰で固定されており、経年により漆喰が劣化し剥がれ落ちることで棟瓦がズレる、浮いたり落下したりする症状が出てきます。
また、棟瓦の漆喰がひび割れや欠けを起こすこともあります。
整列されていないといけない棟瓦が長年、風雨に晒されることによりゆがんだり、ズレたりすることがあります。
漆喰によって固定しているのですが、その漆喰の固定が甘くなり、こうした症状が起こります。また漆喰同様、銅線でまき固定しているのですが、その銅線が緩くなる、切れることでもズレやすくなります。
その場合の補修方法としては、棟自体を再構成する「棟の取り直し」工事が必要です。
耐用年数の長い瓦ですが、構成する漆喰に関しては約10年ほどでひび割れや剥がれが生じます。
そうなると内部にある棟土が流れてしまい、棟のズレだけではなく、棟全体が壊れてしまうといった状況にも繋がります。
補修方法としては再度、漆喰を補強する「漆喰の詰め直し」が必要です。
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